環境:GeoGen 0.4.1-beta, World Creator 2024.3

谷川主脈の(平標山~仙ノ倉山)の丸みを帯びた緩やかな尾根を参考にしました。
平標山について
標高1,983m。谷川連峰の西端に位置。平標山登山口の標高は982m。
柔らかい表情
これまでのゴツゴツした山と違い、今回はなだらかな表情に挑戦。
World Creator
World Creatorのフィルター設定。

Advanced Erosion > Sediment Flowで尾根をつくり、
Effect > Smooth Ridgesで丸みを帯びた形にさせた。
GeoGen

RockノードのOrientation ruleをFollow Groundにすることで、全体の面に沿って岩が散らばることになる。
デフォルトのSlope Orientedだと勾配ごとに調整が入っていたため今まで意図しない分布になっていた。

Fileter SnowノードのSnow motion slope limitに40~60°に変更して、雪(堆積物)が滑りにくくする。
このパラメータを使うことで、たくさん積もっている表情を出すためにやたらと降雪量を増やす必要がなくなる。
植生の色
これまで草のカラーはColorizeノードひとつで済ませていましたが、より自然で豊かな色合いを出すために、3種類のカラーパターンを用意し、ノイズでブレンドする構成にしました。



どの草原の風景でも、よく観察すると、メインの緑色に加えて、少し黄みがかった明るい色と、明度を落とした茶系の色が含まれています。この3つの色を押さえておくと、草らしさが増します。
分布のマスクテクスチャー
植生の分布マスクは雲模様にノイズを加えて、内部にも穴があいた塊状の形にした。

Mask Noiseノードでパーリンノイズをつくる。Octavesを1.5から13.0に設定。

Mask Levelノードにつなぎ、Auto levelにチェックを入れ、input low levelに25%、input high levelに75%にしてコントラストを上げる。

つづいて細かいノイズを作成する。Mask Noiseノードをつくり、Octavesを6.0から13.0に設定する。Noise typeはShardにする。

Mask Levelノードにつなぎ、Auto levelにチェックを入れ、input low levelに25%、input high levelに75%にしてコントラストを上げる。

Mask LevelノードをMask Blendノードでつなぎ、Blend modeをMultiplyにして乗算する。