環境:GeoGen 0.4.1-beta
中央アルプスのような高山地形では、尾根のラインがそのまま地形の骨格になります。
今回はGeoGenのスプライン機能を試して尾根を再現してみました。

サイズ:1024m×1024m
スプラインで尾根をつくる

Splineノードでスプラインを引いていく。わりと直感的な操作でネットワークを構成していけた。
Rangeで幅、Scaleで高さを調整できる。WarpにつないだWarp Noiseノードでノイズ模様をのせることができる。

スプラインだけでは一定の高さ(スケール)で並んでしまうため、Modulationにマスク画像を入力する。
中央が膨らむような模様をMask NoiseとMask Shapeで作成した。
(本来はスプラインのポイントごとに高さを設定して尾根を思い通りにつくりたい)

Fluvial Erosionノードで浸食をかける。
大きく浸食させたい場合はLargest detail levelに大きな値を入れ、Frequenciesで小さいスケールを値を小さくし、Iteration countの値を増やすとよさそう。

Filter Waterノードを使って、荒い表面をなめらかにした。
植生や低木の輪郭

Mask NoiseノードのRoughnessをデフォルトの50%から70%に増やすと、輪郭がぎざぎざする。
この値を小さくすると逆に滑らかになる。

勾配や高さ、岩部分を引いたマスクに対してノイズ(分布)を掛け算した低木マスク。

低木の縁がギザギザしている。
雪の表現
雪が解け切らずに陰に残っている様を表現した。


Snowノードを使う。
Emission amountで雪の積もり具合を調整できる。
Wind directionで風の向きを設定する。
雪に時間的な経過を表現させる場合はEmission timeに値を入れるとシミュレーションが実行され、風の影響を受けて流される効果が出る。