環境:GeoGen 0.4.1-beta, World Creator 2024.3
GeoGenの浸食シミュレーションに限界を感じるので、土台の形状にWorld Creatorを使ってみます。

World Creatorとは
スカルプト系の地形生成ツール。浸食等のシミュレーションの精度は高いものの、ノードベースではなくPhotoshopのようにフィルタを重ねていくことで形状を生成していくため、時系列を考慮した地形の組み立て方は出来ない。しかし何もないところから立体を起こすことが得意なので、ベースとなる地形をデザインする目的で使っていきたい。
地形を生成する

Terrainを選択し、ハイトフィールドの設定をする。サイズは1024mにし、Precisionは1/2m = 1pxにした。つまり出力は2048pxになる。

Biomes > Globalを選択し、Seed値を変えたりNoise Heightで高さを変えたりして、気に入る形状を探す。

Filtersのとなりの+ボタンを押し、Adcanced Erosion > Sediment Flowsを選択する。

さらにフィルターを追加する。Basic Erosion > Ridged Flowsを選択し、General Strengthを25に下げる。これで稜線が少しシャープに切り立つ。
ハイトフィールドを出力する

Exportの+ボタンを押し、Export PresetからHeight Mapを選択する。
Format: PNG
Bit Depth: Int 16
に設定した。

Exportボタンを押すと出力される。出力先はOpen Export Folderのアイコンを押すと開く。
ハイトフィールドの高さもメモしておく。
GeoGenでインポートする

GeoGenではImport Heightmapノードを使って開く。
Relative Height Scaleには、World Creator出力時のハイトフィールドの高さが1024に対して362なので、362 / 1024 = 35%を入力すると比率が合う。(要確認)

GeoGenのノードでは得られない切り立った険しい岩肌が表現できるようになった。