RTX Sparkのスペック
nVidiaからRTX SparkがGTC Taipeiで発表されました。ようやくローカルLLMをnVidiaのGPUで動かせるノートPCが登場しそうです。発売は今年の秋。

| スペック | コメント | |
|---|---|---|
| CPU | 20コアArmCPU | Cortex-X925 10コア + Cortex-A725 10コア(公式) |
| GPU | GB10 Grace Blackwell | 6,144 CUDAコア(公式)。RTX 5070 クラス相当と言われる |
| メモリー | 最大128GB LPDDR5X ユニファイドメモリ | 容量は公式。帯域は 273GB/s と言われるが、300GB/s と書く記事もあり確定していない |
| CPU-GPU接続 | NVLink-C2C | 公式。速度は噂の数字(600GB/s など)しか無く不明 |
| OS | Windows 11(Arm版) | x86 アプリは Prism エミュレーション。CUDA はネイティブ対応とされる |
| 重量 | 約1.36 kg〜 | NVIDIA の言「3ポンドから」。実際はモデル次第 |
| 厚さ | 約14 mm〜 | 同上 |
| 電源 | 不明 | 噂では 45〜80W |
| メーカー | ASUS、Dell、HP、Lenovo、Microsoft Surface、MSI | 公式。Acer、GIGABYTE が後に続く |
| 価格 | 未発表 | DGX Sparkが80万円ぐらいするので、100万円くらいかなと推測。噂では $2,899〜 |
表のコメントは 2026 年 8 月に埋めた。公式なのは CPU / GPU / 最大128GB / NVLink-C2C / 14mm・3ポンド / 秋発売 / メーカー6社まで。帯域・電源・価格は噂か不明で、実機が出るまで確定しない。
DGX Sparkとの比較
中身はほぼ同じ世代(GB10 系、20コア CPU、6,144 CUDA、128GB)。載るモデルの大きさは同じなので、選ぶ軸は性能差ではなく OS・形・時期・価格になる。
| DGX Spark | RTX Spark | |
|---|---|---|
| OS | Linux(DGX OS) | Windows 11(Arm版) |
| 形 | 小型の据え置き | ノートPC・小型デスクトップ |
| 用途 | ローカルAIの開発・推論に特化 | 普段使いのPCとローカルAIを1台で |
| 発売 | 発売済み | 2026年秋 |
| 価格 | 60〜80万円 | 未発表(噂では $2,899〜) |
| 2台連結 | できる(ConnectX-7) | 噂では無し |
| 速度 | 実測あり(帯域 273GB/s) | 不明。据え置きの DGX の方が速いと言われる |
- 今すぐ Linux でモデルを回したい、2台で大きいモデルを動かしたい → DGX Spark
- Windows と一体で使いたい、持ち運びたい、秋まで待てる → RTX Spark
スペックだけを見ると、20コアのArm CPU、Blackwell世代GPU、最大128GBのユニファイドメモリを搭載した高性能ノートPCという印象ですが、本質はCPUとGPUを一つのAI向けシステムとして統合し、CUDAやRTXのエコシステムをそのままローカルPCに持ち込もうとしている点にあるのだと思います。
GPUはRTX 5070相当。ローカルAIで問題になりやすいVRAM容量の壁を、128GBのユニファイドメモリによって乗り越えようとしている。CPUとGPUが128GBのLPDDR5Xユニファイドメモリを共有する設計。DGX Sparkのようにメモリ帯域(273GB/s?)が速度のボトルネックになる可能性はあるが、実際の速度がどの程度かはまだ不明。
CUDAはRTX Spark(Arm CPU)上でネイティブに動作するとされている。Arm PCでありながら、NVIDIAのCUDAやTensorRT、RTX系のソフトウェア資産を利用できるのであれば、既存のAI開発環境との親和性はかなり高くなりますね。
詳しくは以下の動画で。
2026年6月1日 GTC Taipeiの基調講演。