Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOで鉛筆画を描かせる
環境:Codex (GPT-5.6 SOL)
なんとなく触ってみたQwen-Image-Edit-Rapid-AIOが非常によかったので紹介します。

Qwen Image Editは去年末に登場して何度か触ったのですが、30秒~1分ぐらいかかる時間に対して結果が微妙だったので、よさが分からず使い続けることはありませんでした。
最近ネット上で気になる絵を見かけたので、再びやってみようと思いました。画像編集系のアプリは作っておいて今後も損はないとも思ったのもあります。
Qwen-Image-Edit-2511について
ベースとなっているQwen Image Editについて
| 正式名 | Qwen-Image-Edit-2511 |
|---|---|
| 公開日 | 2025年12月23日 |
| 開発会社 | Alibaba |
| モデル規模 | 画像編集向けDiffusionモデル / テキストエンコーダ(Qwen-2.5-VL-7B等) |
| ライセンス | Apache 2.0(商用利用OK) |
Qwen/Qwen-Image-Edit · Hugging Facehuggingface.co
4つのファイルから構成されている。それぞれの役割は
| ファイル | コメント | |
|---|---|---|
| Diffusion Model | qwen_image_edit_2511_bf16.safetensors(38.0GB) | 拡散モデル本体。既存画像と指示文を受け取って画像を生成する。 |
| VAE | qwen_image_vae.safetensors(242MB) | 実画像↔潜在表現の変換。編集前画像の読み込みと最終出力の復元に必須。 |
| Lora | Qwen-Image-Edit-2511-Lightning-4steps-V1.0-bf16.safetensors(810MB) | 高速生成のLightningモデル。通常の20~30ステップ必要な拡散を4ステップで終わらせるための補助モデル。 |
| Text Encoder | qwen_2.5_vl_7b_fp8_scaled.safetensors(8.73GB) | 画像と言語を理解するマルチモーダルLLMのQwen-2.5-VL。入力画像やプロンプトを理解する。 |
Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOについて
今回使ったQwen-Image-Edit-Rapid-AIOはQwen Image Editをベースに、個人が開発しているモデル。とにかく速い。ファイルはひとつのcheckpointにまとめられており、容量は26.4GB。
Phr00t/Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO · Hugging Facehuggingface.co
規制版と無規制版がありますが、好みで選びましょう。
ノードベースのインターフェイスをつくる
ComfyUIのごちゃごちゃしたインターフェイスが苦手なので、今回もコーディングエージェントに自前でアプリを作らせました。ComfyUIを裏で起動して使うので、Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOのAPIワークフローを使っています。

こんな感じの基本的なノードネットワークを作成してみました。キャラクター2体を抱き合わせてみましたが、10秒ぐらいしかかからなかったです。早い。

ノードをつないで連続で編集している。一度まわりに見える人間を消した後、コミック風に変換しています。これも微妙に入っているラインの斜線がよいですね。

Stable Diffusionのイラスト風の絵を鉛筆画やコミック風に変換してみたのですが、思った以上によい結果でした。

ハッチングが入っていることに感動しました。これって習得するのって、かなり大変なんですよね。自分も美大生やっていた頃に練習していた時期がありました。

髪の毛の描写が上手い。当時Serpieriというイタリアのアーティストのハッチング技法を真似していました(成人向けコミックを描いているアーティストなんで、あまり人には参考にしているとは言えなかった)。人体の構造をハッチングで描けると格好いいんですよね。


絵を描かなくなって久しいですが、これはもう当時の自分よりずっと上手いですね・・。ローカルAIもすごいレベルまで来たなと思いました。
すべてに気合が入っているのがAIの絵っぽいですが、これにムラや揺らぎが加わればだいぶ人が描いた絵らしくなりそうですね。全体的にぬるい曲線が多いので直線化してバランスを取ればもっとよくなりそう、と贅沢ばかり言いたくなります。笑

美大生の頃に生成AIがあって欲しかったなー、と思うばかりです。あったら美大に行ってなかったかもしれませんが。これからの美術大学って何を教えるんでしょうね。もう絵で食べていくのは難しいだろうと思います。