10月2日(水)快晴
地形の研究も兼ねて栃木県の茶臼岳へ行ってきました。
計画
今回は前回と同じく朝日岳に登った後、茶臼岳の裏を回って火口付近を観察するルートにしました。
峠の茶屋駐車場 > 峰の茶屋 > 朝日岳 > 峰の茶屋 > 牛ヶ首 > 日の出平 > 牛ヶ首 > 山頂駅 > 茶臼岳 > 峰の茶屋 > 峠の茶屋駐車場
距離9.9km
のぼり905m
くだり906m
時間は休憩込みで6時間
出発から登頂まで
午前3時に川崎を出発し、午前6時に峠の茶屋駐車場に到着しました。深夜の東北道は真っ暗で、午前4:30あたりから空が明るくなり朝焼けを背に走りました。道路も空いていて飛ばしているクルマだらけで快適でした。これから出発はこの時間帯にしようかな。
茶屋駐車場(標高1462m)。左に見える山が朝日岳です。
今回はロープウェイを使わず、歩きで峰の茶屋を目指します。ちょうど半分目ぐらいまで樹林帯の中を歩きます。
樹林帯を終えると景色が開け、峰の茶屋が遠くに見える。思ったほど長い道ではない。勾配も緩め。
右を向くと朝日岳の剝き出しの爆裂火口壁が見える。格好いい!
峰の茶屋から朝日岳を目指す。晴れているとこんなに景色が違うんだなと思う。前回はガスってて異世界を彷徨っている感じでした。
赤い地質の爆裂火口壁。青い空が影に反射して綺麗です。
朝日の肩に到着し、あともう一歩で山頂。景色が晴れていると歩く速度も速くなりますね。ここまでの到達時間も前回よりだいぶ短く感じた。
朝日岳山頂(標高1896m)に7:30到着。この景色を見たかった!
しばらく休憩した後、峰の茶屋まで戻ることに。来た道を見返すとなかなかの距離。
朝日岳の山肌を観察しながら来た道を戻る。
日差しが強いので間接光が綺麗に入ります。
往路とは違った景色が見れますね。
峰の茶屋。今度は茶臼岳の奥の方へ向かう。
日の当たらない側は植物も少なく、荒涼とした景色に変わっていく。浸食跡も大きい。
反対側まで歩き続けて、蒸気が出ている噴気孔付近を横切る。いま、噴火しませんように・・と思いながら歩く。
分岐路である牛ヶ首に到着し、茶臼岳を眺める。山としてはこっちが表(?)なんだろうか。
引きの写真を撮りたかったので日の出平まで歩いた。なかなか凛々しい姿の山ですね。
ロープウェイ山頂駅まで歩き、飲み物等を補給した後、茶臼岳山頂を目指した。このルートが一番つらい。
岩場なうえ急勾配。今回ロープウェイを使わなかったのはここからスタートして消耗したくなかったから。
振り返ると那須の景色が広がる。
朝日岳も見える。
11時ごろに山頂の火口(標高1915m)に到着し、お鉢巡りをする。カルデラはあまり深くない。
朝日岳。さっきまであの尖ったところいたので、よく歩いたものだ、と思う。峰の茶屋も左下に見える。
山頂の出っ張ってる部分の岩。鬼の角のよう。
山を下り、峰の茶屋を目指す。そのあと、峠の茶屋駐車場まで同じ道を歩いて戻りました。12時半になっていたので6時間ほど歩いてました。なかなかいい運動になりました。
那須岳はスケールこそ小さいものの、多様な風景を持っているところがお気に入りです。荒々しい岩が剝き出しになっている岩肌から、柔らかい植生が広がる草原まで、短い時間で見渡すことができます。場面によって異なる色彩の移ろいも魅力的ですね。